感情を抑えると筋肉の強張りになる。腰痛の例と対策について

感情表現が苦手なひとは、筋肉が強張りがち

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感情表現が苦手なひとは、筋肉が強張りがち

心と身体はお互いに密接な関係があります。
心といってもあいまいすぎるので、感情にしぼってお話ししていきます。


感情を素直に表現できないと身体に影響が残る

仕事や人間関係、人同士が生きていくには自分の感情をおおっぴらに直接的に表現しづらいものです。

怒っていても我慢し
悲しくても我慢し
憤りを感じても何も言えず

このような思いを素直に出せずに我慢するとき、身体を強張らせます。感情を表現せずに抑えることに慣れてしまった人は、身体のどこかに固い筋肉の塊があります。

その塊は、感情の固まりです。
この筋肉の塊が、身体の歪みや不調の原因になります。

腰痛の人のお腹

例えば、腰痛の人はお腹が固くなっている人が多いのです。
お腹の深いところの筋肉が固くなって、お腹の形が歪んでいます。
健康な良いお腹は、丸く、柔らかくて、張りがあり、つやがあって、お臍に力があります。

腰痛持ちの人のお腹は、固く、強張っていて、お臍に力がありません。

感情の消化と同時に筋肉が緩む

私が施術時に、お腹に愉気をしながら質問をしたり、お話を聞くのはこの強張りを緩めるためです。不思議なことに、ただ筋肉をゆるめるつもりで愉気をするよりも、お話を聞きながら愉気をするとよく緩みます。


そのときに、「感情の消化」が行われるのかもしれません。緩むときに泣きじゃくりのような動きが起こる場合もあります。
おそらく、泣きたいのをこらえたのが身体に残っていたのでしょう。時間を超えて感情は身体に残るのです。

対策。感情を表現するには。

感情を抑えることが多い人や、感情を表現するのが苦手な人には、日記を書くことをお勧めします。
その日起こったことをただ書くのでなく、少し思ったことや感じたことを書くのです。上手く書く必要はありません。


何度も書いていれば、やがて書きたいことが増えてきます。日記に思ったことや、感じたことを書くと、自分を客観的にみることができます。
自分がこんなことを思っていた、と自分で認識することで感情の消化が行われます。


あるいは、詩が書けるならそれでもいいですね。
音楽やスポーツ、自分を表現できるものであれば感情の消化が行われます。

ただ、感情に対して一番効果が高いのは、日記をつけることです。
別に日記帳でなくても大丈夫です。
使ってないノートになぐり書きでも大丈夫です。

自分の感情を知ること、自分を知ることの助けになるかもしれません。


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