良質の睡眠を得るために
良質の睡眠を得るために
ぐっすり寝るには思い込みを廃して、身体の要求するように眠ることが大事です。
睡眠は質の問題
睡眠は時間の問題というよりは、質の問題です。
長く寝れば疲れがとれるわけではありません。
浅く8時間寝た時よりも、深く4時間寝た時の方がすっきりしているのは良くあることです。
睡眠は身体の要求
睡眠に入るのに一番良いのは、寝ようと思わずにいつの間にか寝てしまっていた、という時です。
とても疲れて帰宅して気付かずに寝てしまい、夜中に目が覚めたが妙にすっきりしている、ということは誰にもあるのではないでしょうか。
本当は目が覚めた時点で、身体が要求する睡眠は得ているのです。
そこから、もう一度寝たら次に起きる時は頭がぼやーっとしてしているはずです。
良く眠れないという人は、「睡眠時間が何時間でないといけない」、と考えていて、実際に自分の身体が要求する睡眠時間(深く眠れる時間)を把握していない場合が多いようです。
寝入りばなを考える
寝る時にあれこれ考えて寝るのは睡眠の質を低下させます。
特に一定の睡眠時間をとらないといけないと考える人は、眠くないのに早く寝なければいけないと考えながら眠ります。それが一番いけないことです。
寝返りを打つことは身体の自然な要求です。
寝返りを打ってはいけないと考えるのは間違いです。
頭の疲れを抜いてから眠る
頭が熱を持つぐらいに疲れていると、ぐっすり眠れません。
そういう時は「アキレス腱」を緩めるのがいい方法です。
- 仰向けに寝て、両手を頭の上に伸ばします。その時にかかとを突き出すようにします。手のひらを開いて「あ〜〜っ」っと気持ち良い程度に伸ばして、ストンと力を抜きます。
- 片方の手でもう一方の手を掴むなど、いろいろと工夫してみて下さい。
何度かやると欠伸が出てきて眠くなります。
かえって目が覚めた人は、身体がまだ眠くないと言っているのです。
- これらの体操や、蒸しタオル法などをしてから寝ると以前よりすっきり起きられるはずです。
なかなか改善しない方はより深刻な筋肉の強張りがあると考えられます。
深刻な強張りは上記の体操だけではなかなか緩みません。
一度ご来院されることをお勧めします。