敏感と鈍感、過敏の違い。身体の感受性が重要な理由。

敏感で感受性のはっきりした身体を目指す。

トップ > もう少し詳しく目次 > 身体の感受性について

整体の目指す敏感な身体とは。

整体で目指すものは、敏感な身体です。

敏感な身体とは、過敏や鈍感でないということです。
「敏感」と「鈍感」と「過敏」の違いとは何でしょう。

消化吸収を例にとってみましょう

  • 悪いものを食べた時に身体が吸収する前に吐くような身体は「敏感」です。
  • 悪いものを食べたのに、反応が遅くて吸収してしまい、中毒するような身体は「鈍感」です。
  • 本来身体に害のあるものではないのに、反応し過ぎるのは「過敏」です。アレルギー等のことです。

音を例にとってみましょう。

  • 小さな音でも聞こえるのは「敏感」です。
  • 小さな音ばかりでなく、普通の音でも聞こえないのは、「鈍感」です。
  • 小さな音や些細な音がやたらと気になるのは「過敏」です。

つまり…

「敏感」な身体とは、
外からの刺激に対してしっかりと受け止めることができ、
それに対して適切な反応を示すことができる身体です。

「鈍感」な身体や「過敏」な身体は、
刺激に対して反応し過ぎたり、反応が遅れたりする身体のことです。


鈍感と過敏は同じ

実は、「鈍感」と「過敏」は表裏一体のことなのです。
鈍感な所がある人は、どこか過敏な所があります。
なぜなら、

  • 「鈍感」な場所は、力の入りにくい場所、弛緩している場所です。
  • 「過敏」な場所は、いつも力んでいる場所です。

鈍感と過敏は、その弛緩と緊張が固定化してしまっていることで起こるのです。

「敏感」な身体は、一つにまとまっています。
いつでも緊張できるし、いつでも弛緩できます。
力の流れが自由自在なのです。

「鈍感」「過敏」な身体は、いびつな力の入り方をしています。
緊張が抜けない場所があるから、その反対に弛緩し続ける場所が発生するのです。

ある面では鈍感な人が、ある面ではとても敏感(過敏)なことがあるのは、こういう理由です。

「弾力のある身体」

整体の目的

「鈍感」な場所は、故障があるのに気付くのが遅れ、
「過敏」な場所は、アレルギー等の様に、日常生活が不快になります。

敏感な身体は力みがなく、力の流れが自由なため、何をしても快感があります。
整体では、そういう身体を感受性の高い身体と呼んでいます。

身体の感受性が高まれば、人が生き生きとしてくるのです。

powered by QHM 6.0.4 haik
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional